はじめて知った世界の色は



緑斗が消えてしまったらどうしよう。
緑斗がいなくなったらどうしよう。

私はそんな考えを優先して、緑斗が結婚しないでずっと俺の傍にいたらいいとみちるさんに思ったように、

私も未練や後悔なんてどうでもいいから、

永遠に緑斗を私の世界に閉じ込めておけたらいいのにと、最低なことを考えた回数は数えきれない。


それでも自分にできることを考えとき。私を暗闇から救ってくれた大切な緑斗のためにできること。

それはきみの背中を押してあげることだと気づいた。


寂しくないと言ったらそれは完全な嘘だ。

今だって寂しさで涙が溢れてしまいそう。

だけど、だけど……。


「緑斗が緑斗らしく笑っていられるような終わりかたは自分で作るんだよ!」

私は緑斗の笑顔が世界で一番大好きだから。