『私、変態なのかな』とか、男に相談しないような事まで相談してきた朱里。



 …………まあイイけど、
 どれだけ俺″男″として見られてないんだよ。


 少しムッとしながら助言する。


「それ、夢だからよかったんじゃねーの?? 現実じゃそうでもないって言うじゃん」



 朱里が現実で変な気を起こさないように、平気で嘘を吐く。


「はあ!? 誰も”よかった”なんて言ってないでしょ!!」



 ……ハイハイ。でも『変態かな』っていう悩みは正直、やめてほしい。



 自分が変態なのを認めたら、鶴田から襲われたら抵抗しないかもしれない。って事だろ。




 そんなの絶対認めない。