だからそれは、愛じゃない。





「でこの……どこらへんにされた??」



 目を瞑ってる朱里に問いかけるも、返事がない。



 答えたくないかなと思ったけど、おでこにキスされた事を教えてくれたんだ。



 恥ずかしがって、喜んでる風でもなかったし。



 さすがに秘密にはしないよな。



 ――そう思い、もう一度『どこ??』と聞いてみるも、やっぱり返事がない。



 ……しばらく経つと、スースーと寝息が聞こえてきた。



 ――マジか。さっきまで喋ってたじゃん……この状態で寝たのか………



 器用に、体だけうつ伏せ、顔は横に向いて寝てしまった。



 朱里らしいっちゃ、朱里らしい。