この恋も鶴橋くんとの時間も、全部大切にしたかった。


 だから、どうしても祐樹には応援してほしい。



 そう思っていた矢先に祐樹からのLINE。何だろうと開いてみると、

『昨日はゴメン。俺、朱里の事応援してるから。何かあったらすぐ相談しろよ!』


目を疑うような、嬉しすぎる内容だった。


 嬉しくて、ついつい鶴橋くんに『祐樹、応援してくれるって!』と、意味不明な文章を送ってしまった。



 やっぱり祐樹だ。
 いつだって私の事を理解しようとしてくれる。


 親や先生に、こっぴどく怒られても祐樹だけは味方でいてくれた。


 改めて、祐樹が幼なじみで良かったと心の底から実感した。