だからそれは、愛じゃない。




「な……………!? あ、あ、あのキス、祐樹!!? 本気で言ってる?」


 顔を真っ赤にさせる私を見て、祐樹はククッと笑う。


「うん。しかも一回じゃない。何回も。アレで襲わなかった俺褒めて」


 何回も!!?
 恥ずかしさのあまり、思いっきりバチーーンと平手打ちをしてしまった。



「……………あ、ごめん、つい。好きだよ祐樹、大好きだよ」



「いってえ!! ビンタされた後言われても信用ないわ!! でも信じるわ!! だって俺達前世で結婚できてたかもしれないし?? 今世でも結婚したいし??」


 さりげなく吐くプロポーズがおかしくて、


「結婚してくれるの!!?」


ついつい私も悪いノリしてしまう。


「………しますよ。したいですよ。………つーか、結婚………」


 さっきまで悪ノリしてたのに『結婚』というフレーズがやたら現実味を帯びていて、恥ずかしくてお互い顔を見合わせては、フフッと笑った。



「良太は、今世で高城と付き合えなかったら、来世は宝くじ当てれないと思わない??」


「私も同じ事思ってた!!」


良太くんを大切に思う祐樹を
どこまでも愛しく思う。




 これから先の人生と共に

 一生に一度の、この恋を

 大切に育んでいこうね。


*END*