だからそれは、愛じゃない。




「うん。もうイイよ。もう大丈夫。私こそごめんなさい……本当に、ごめんね………」


 申し訳なさそうに謝る鶴橋くんに、泣きながら『大丈夫だから』と頷いた。



 人の言葉は、成長は、美しいモノだと。


 本当に心の底からそう思えた。



 鶴橋くんはちゃんと反省している。
 大丈夫。もう、同じ事は繰り返さない。



 謝り合う私と鶴橋くんを見ていた良太くんは、


「よーーーっし!! そしたら鶴橋先輩。高城先輩にも懺悔しにいくよーーー!!」


いきなり声を張り上げる。



………え、行くって。


「良太も一緒に行くの??」


 不思議そうに聞く祐樹に私も同じ顔をした。


 良太くんは私達にニッと笑うなり、『当たり前じゃん! 高城先輩に鶴橋先輩が善人になった事言わなきゃじゃん!!』と、鶴橋を半ば強引に連れ去って行ってしまった。



「………善人て」