祐樹が手を上げる前に、
「――ぐ、ゲホッ!!!」
お構いなしに、祐樹のお腹を蹴り挙げる鶴橋くん。
「てめぇのせいで全部滅茶苦茶なんだよ!! ふざけやがって!!!」
祐樹を殴り始める鶴橋くんに、『やめて!!!』と叫ぶも、私の声なんかで止めるハズがなかった。
「ヴッ………!!!」
その場に倒れ込む祐樹に近寄る。
……祐樹まで殴られてほしくなかった。
傷つくのは私だけで良かったのに……守りたかった祐樹を見ては、溢れてくるのは涙と申し訳ない気持ちだ。
『ふざけんな!!』と、また祐樹に殴り掛かろうとする鶴橋くんが怖くて目をギュッと瞑る。
誰か、助けて………
「それ暴行罪だよ、鶴田先輩。俺、訴えてイイ?」



