『高城先輩の為にも協力して下さい』と深々と頭を下げる良太くん。
………まだ腑に落ちない顔をする祐樹に、
「私は殴られる覚悟できてるって言ってるのに、祐樹がいつまでもグチグチ言うから、良太くん、頭まで下げちゃったじゃない!!」
ツッコミを入れやすい冗談を交えながら、『この空気、祐樹のせいなんですけどー!!』くらいの勢いで言ってみる。
きっと私にツッコミを入れたいであろう祐樹は、『悪かったな』とムくれるなり、良太くんに困った笑顔を向けていた。
なんとか祐樹を説得する事ができた。
そうこうしている内に私のスマホが鳴る。
鶴橋くんから『まだ??』と怒りの電話だった。
今の私からすると、既に怒ってくれているのは有り難かった。
『すぐ行くね、ゴメンね』と謝り電話を切る。



