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俺と良太も朱里の後を追いながら公園に着いた。
……………休日だというのに、人っ子一人いない、この公園。
交通人すら通っていなくて。
静けさばかりが増すこの公園は、学校の近くという事もあるのに気味が悪いくらい静かだった。
俺達はコソコソと物影に隠れ、見つからないようにひっそりと物陰から顔を出し、鶴田と朱里を見ていた。
「ってか、俺30分くらい待ってたんだけど」
さっそく朱里が責められている。
「ゴメン、色々準備してて…………」
「電話くらいできたはずだよな。言ったよな、俺に尽くすって」
………段々と鶴田の声が大きくなっている。
鶴田の感情が徐々に怒りへと変わっている。
そんな鶴田を見て、そろそろヤバイと思ったのか、良太は鞄からスマホを取り出している。
そしていつでも撮れるようにスマホを構えた。



