……………え、そうなの??
――って!! 何で俺だけ知らされてないんだよ。
良太の問いかけに高城はウンと、頷いた。
……………イヤ、イヤイヤイヤ、俺その後の計画まで知らなかったんだけど!! ”ウン”じゃないんだけど!!
だから思わず『俺知らされてない』と二人の会話に割って入るように良太に言うと『大丈夫、俺も今思いついたから』と、ニヤッと気味が悪い笑みを浮かべた。
……………今かよ。
「私、朱里さんからも全く同じ事を言われた。鶴橋くんから連絡あると思うから、それを引き受ける役になってって………………」
「それは高城先輩しか引き受けれない役割だよ。だからその役割を真っ当してほしいです」
朱里も良太も、高城の役割をちゃんと見据えていた。
俺だけ何もしてない感が半端ない。だから良太に便乗するかのように『真っ当しろよな!』と言うと、高城は涙をポロポロと流しながらフッと微笑んでくれた。



