『誰?』と聞くと、祐樹は言いにくそうに『俺たちのバスケ部のマネージャーの高城』と答えてくれた。



 ……高城さん。



 高城さんは中学でも男子バスケ部のマネージャーをしていて、直接喋った事はないけど綺麗な人だな、とずっと思っていた。



 ……私とは正反対のとても綺麗な人。


 高城さんは私の存在を知っているのだろうか。