「私にだって好きな人くらいいる」

「酔うとすぐ絡むし……」


「えぇ~、、、か……いぃ~」


百瀬の嫌そうな、どこか得意そうな声が聞こえる。

まだやってたのかよ、長いわ。

自分の眉間にしわが寄るのがわかる。

ただでさえ近寄りがたい人相をしているのに、表情まで極悪ヅラしていたら目も当てられない。

シワを指で戻しながらノロノロ歩いた。


私がゆるふわについて考えていた間も、百瀬の私への悪口が続いていたらしい。


私の悪口はそんなに楽しいですかって。

逃げるように出入り口へ向かうと必然的に百瀬達の会話が聞こえる位置に来てしまった。