キミと初恋。

「今さっき、俺も担任の先生からも聞きいたばっかですけどそれ、間違いなく俺のせいでしょうね」


颯ちゃんは私の方を一切見ずに、はっきりとした口調でそう言い切った。


「みろ、青井もこう言ってるじゃないか」


綺麗に並べたペンを一つ取り、先生は耳の後ろにそれを刺した。


「行為がこれ以上エスカレートしていってからでは遅いんだ。だから先生は今のうちから対策していかないといけないと思う。青井ーー」

「はい」

「お前が悪い訳じゃないだろうが、お前が関わってる事だと断言出来るのであれば、もうちょっと周りに気をつけるようにな」

「せんーー」


先生、と言葉を挟もうとした私を、颯ちゃんは手で制した。


「はい、そうします」


そう言って軽く会釈してから、颯ちゃんは私に目配せして職員室から出て行った。


ーーちょっと来い。


そう言いたげな視線を無視できる訳もなく、私はいそいそと颯ちゃんの後をついて職員室を後にした。