「今日終礼で他のクラス含めて呼びかけてもらうよう、他の先生にも言っておくし、先生達もなるべく気をつけて周りを見るようにしておくが、斉藤も何かあれば先生達に言うんだぞ」
「えっ、それはやめて下さい! 呼びかけなんてそんな……」
「安心しろ、斉藤。もちろん斉藤の名前は出さないようにするから」
そうじゃない。そうじゃないです、先生。そんな事したら、先輩に知られてしまう。他の人なんてどうでもいい、先輩に……颯ちゃんに、知られたくないんです。
「斉藤の交友関係をとやかく言ったりしないが、こうなった原因は斉藤自身にあるというより、青井にも問題があるように思うんだが」
えっ、ちょっと待って。先輩を引き合いに出さないで。
「先輩は関係ないです」
私は慌てて否定するけど、先生は私のこの意見には賛成してくれない。
「関係なくはないだろう。いや、青井が悪いという訳でもない事は先生だって分かってるぞ。だが、そこからの交友関係でーー」
「これは先輩ではなく、私の問題ですから」
「斉藤はこう言ってるが、お前はどう思うんだ、青井」
先生の視線が私の真後ろに向けられ、私は勢い良く振り返った。
すぐそばにまで来ていた颯ちゃん。ガヤついた職員室、生徒も先生も入り乱れる休憩時間に、私は颯ちゃんがこんなにそばにいるなんて気づかなかった。
「ーーあっ……」
私が何かを言おうとしたけど、それを塞ぐように颯ちゃんが先に口を開いた。
「えっ、それはやめて下さい! 呼びかけなんてそんな……」
「安心しろ、斉藤。もちろん斉藤の名前は出さないようにするから」
そうじゃない。そうじゃないです、先生。そんな事したら、先輩に知られてしまう。他の人なんてどうでもいい、先輩に……颯ちゃんに、知られたくないんです。
「斉藤の交友関係をとやかく言ったりしないが、こうなった原因は斉藤自身にあるというより、青井にも問題があるように思うんだが」
えっ、ちょっと待って。先輩を引き合いに出さないで。
「先輩は関係ないです」
私は慌てて否定するけど、先生は私のこの意見には賛成してくれない。
「関係なくはないだろう。いや、青井が悪いという訳でもない事は先生だって分かってるぞ。だが、そこからの交友関係でーー」
「これは先輩ではなく、私の問題ですから」
「斉藤はこう言ってるが、お前はどう思うんだ、青井」
先生の視線が私の真後ろに向けられ、私は勢い良く振り返った。
すぐそばにまで来ていた颯ちゃん。ガヤついた職員室、生徒も先生も入り乱れる休憩時間に、私は颯ちゃんがこんなにそばにいるなんて気づかなかった。
「ーーあっ……」
私が何かを言おうとしたけど、それを塞ぐように颯ちゃんが先に口を開いた。



