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「かすみ! これ見てみ!」
教室に戻ってきた私を見つけたりょうちんが、慌てた様子で手を大げさにブンブン振って手招きしてくる。
りょうちんと複数人のクラスメイトが私の机を囲んでいる様子に、なんだか嫌な予感がした。ザワつく教室内とザワつく私の心。
「なにーー」
思わず息を飲んでしまった。
「これ、食堂の近くのゴミ箱に捨てられてたみたい……」
ズタズタに切り裂かれた私の教科書やノート。それはこの間、カバンの中に閉まっておいたはずのものだった。
あの泥がカバンの中で見つかる前までにあったはずのもの達。
「ちょっと、さすがに笑えないじゃん」
そう言って。りょうちんはそっと私の肩に手を置いた。それはなぐさめるようなそんな優しい感触だった。
教室内がざわついてる中、黒板の上に設置されているスピーカーから先生の声が聞こえてきた。
ピンポンパンポン、なんていうよく聞く音の後に響いたのはこのクラスの担任の先生。
『斉藤かすみ、斉藤かすみ、今すぐに職員室まで来なさい』
呼び出しなんて初めてなのに、驚かないこの状況。なにせほかに驚く事がたくさんありすぎて……。
「よし、行ってくるか」
ふぅっ、と大きく息を吸った後、体の中に溜まってそうな毒素を吐き出すかのように、吸った時以上に大きく息を吐き出した。
「でもかすみ、大丈夫……?」
いつも私をネタにして笑ってるりょうちんが、今日はやけに気を遣ってくれている。
だから私は笑顔で返事をして、机の上にあるズタボロの教科書をかかえて、教室の入り口にあるゴミ箱にそれらを捨てた。
「これで私には勉強しなくていい理由が出来たって事だよね」
なんて言いながら、まだ心配そうな表情を向けるりょうちんに手を振って「職員室行ってくる」そう一言添えて教室を後にした。
「かすみ! これ見てみ!」
教室に戻ってきた私を見つけたりょうちんが、慌てた様子で手を大げさにブンブン振って手招きしてくる。
りょうちんと複数人のクラスメイトが私の机を囲んでいる様子に、なんだか嫌な予感がした。ザワつく教室内とザワつく私の心。
「なにーー」
思わず息を飲んでしまった。
「これ、食堂の近くのゴミ箱に捨てられてたみたい……」
ズタズタに切り裂かれた私の教科書やノート。それはこの間、カバンの中に閉まっておいたはずのものだった。
あの泥がカバンの中で見つかる前までにあったはずのもの達。
「ちょっと、さすがに笑えないじゃん」
そう言って。りょうちんはそっと私の肩に手を置いた。それはなぐさめるようなそんな優しい感触だった。
教室内がざわついてる中、黒板の上に設置されているスピーカーから先生の声が聞こえてきた。
ピンポンパンポン、なんていうよく聞く音の後に響いたのはこのクラスの担任の先生。
『斉藤かすみ、斉藤かすみ、今すぐに職員室まで来なさい』
呼び出しなんて初めてなのに、驚かないこの状況。なにせほかに驚く事がたくさんありすぎて……。
「よし、行ってくるか」
ふぅっ、と大きく息を吸った後、体の中に溜まってそうな毒素を吐き出すかのように、吸った時以上に大きく息を吐き出した。
「でもかすみ、大丈夫……?」
いつも私をネタにして笑ってるりょうちんが、今日はやけに気を遣ってくれている。
だから私は笑顔で返事をして、机の上にあるズタボロの教科書をかかえて、教室の入り口にあるゴミ箱にそれらを捨てた。
「これで私には勉強しなくていい理由が出来たって事だよね」
なんて言いながら、まだ心配そうな表情を向けるりょうちんに手を振って「職員室行ってくる」そう一言添えて教室を後にした。



