キミと初恋。

お姉ちゃんと過ごした週末はあっという間に過ぎていった。

特別何をしたということはなく、ただ一緒にだらだらとテレビを見ながらお姉ちゃんのモデルの仕事の話を聞いたり、次のテレビでのお仕事の話を聞いたり。

日曜日の朝早くに2人で映画館まで出かけて、お昼はその近くのカフェで食べて、お姉ちゃんはその日の夕方に東京へと戻っていった。

束の間のバケーションだった。

それは私に取っても、お姉ちゃんにとってもきっと。


お姉ちゃんは明日からまた仕事。モデルの仕事は意外と朝が早いらしい。

私は私で明日からまた先輩の友達役を務めるのに四苦八苦しなければならない。

明日のことを考えるとみぞおち辺りがズーンと重くなる。

花壇の一件もあるし、またああいう嫌がらせされたらどうしよう。

あんな陰湿な事をするのは一体どこのどいつなのか……そう思うのと同時に、その候補は果てしない数いるせいで私はこれ以上その事を考えるのはやめた。