「雨宮くん」


「警戒されてるよ?笑って?」


「怖くないよーってネコさんに言ってあげるんだよ」


雨宮くんを見上げて微笑みます。
そして、その表情のままネコさんに向き直りました。


「ネコさーん。おいで?」

塀に手をそっと伸ばす


と…


「んにゃーん」

可愛い声で、私の右手に擦り寄ってきてくれました。
フワフワの毛は、気持ちよくて最高です。


やはり、キミは可愛いネコさんでした。