「橋本さん?…何してるの?
今日当番だった?」

目の前に現れたのは、雨宮くんでした。


「…ち、違うけど…
た、頼まれちゃって…断らなくて…」

「…ふーん」


呆れちゃったかな…って俯いた私の隣を通り過ぎてしまった。


やっぱり、こんな私ダメなんだってまた1歩前足を踏み出した時。


「…ほら貸して」

隣には片手でゴミ袋を2つ持った雨宮くんがいたのでした。