「橋本さん、…何?」 「ぴゃっ!?」 いつの間にか、雨宮くんを見すぎたようで、雨宮くんに気づかれてしまいました。 「や、あの、な、何もないです…」 しゅぅぅぅうと。 顔が恥ずかしさで燃えるように熱いです。 パタパタと手うちわで仰いで、冷ますしかないのでした。 それでも懲りずにチラリと雨宮くんの顔を覗き見ると、 ──────!! 優しい目で私を見つめていました。