──何故でしょう。 心臓は、バクバクと全力疾走をした後のように暴れています。 「よかった。 俺、ここ真っ直ぐだから…」 「あ、うん…私、右だ…」 少しの沈黙が流れる。 「「…また明日」」 ───また明日。 約束をして雨宮くんと別れました。 明日も。 明後日も。 その次の日も。 そのまた次の日も。 キミと約束していたいです。