大きい倉庫の前で二人のバイクが止まった。
ここが朔夜の倉庫なのだろう。
「着いたよ ここが俺ら朔夜の倉庫だよ」
思った通りここが朔夜のたまり場だった。
翔弥は私を降ろした後スタスタと倉庫の方へ向かっていった。
その後ろを綾斗がついていく。
「おい、そんなとこ突っ立ってねぇで早くこい」
綾斗にそう言われ私は早足でついていった。
すると、倉庫の奥から1人の男の人が出てきた。
「遅かったな なんか、あったのか?」
片目が黒のサラサラの髪で隠れているが見るからにイケメンの分類に入る。そして、優しい声が倉庫に響いた。
「おっ、光来てたのかい?」
「相変わらず、変な口調やんな 翔弥はよ」
その光という人は翔弥と話してから綾斗の後ろにいる私に気づいた。
「おい、こいつは誰だよ」
「あぁ、こいつのこと言ってなかったな さっき、ナンパされてたところを助けたんだ 愛栞っつうんだよ」
「なるほど、俺 黒崎 光(くろさき こう) よろしくな」
光という人は、私にそう言った。
「初めまして、星川 愛栞と言います よろしくお願いします」
「へぇー また、見た目だけで寄ってきた女かと思ったんやけど違うんやな 怪我とかはないんか?」
光という人は私に心配してくれた。
「はい 翔弥と綾斗が助けてくださったので」
「そうやったんか さすが、翔弥と綾斗やな でも、少し手が怪我してるからあとで手当てせんとあかんな」
光さんは、そう言ってニコッと笑ってくれた。


