じゃあ、また明日な!ってポンっと頭を撫でられた。 うん。 心の中で呟いた。 瑞都が彼女と並んで歩いていく。 彼女の小さな背中と、瑞都の大きな背中が離れていってしまう… ─────ズキン… ─行かないで… 喉が焼けるように痛くて。 どんどんその後ろ姿は、ぼやけていく… 水の膜が邪魔で… 視界がゆらゆらと揺れる。 「……っ……」