先生、先生。



新沢 晴妃


私の名前が、特別になった瞬間。


大好きな先生に呼んでもらうために、私の名前はあるんですね。



「明日、最後にまた来るからね。泣いても、許してよ 」



「うーん、それは許さないかもしれません」



「なんでよ、先生」



「私が、新沢さんの涙に弱いこと知ってるでしょう?」



やめて、やめてよ、先生。


私、本当に泣いちゃうよ、そんな事言われたら。


本当に、先生は私の扱いが上手です。



「ふふ。先生、コーヒー美味しい」



「それは良かったです。おかわりも欲しければ作りますよ」



明日、私はこの先生の元から離れなければならない。


先生、明日、また来ますからね。