彩さんの的確なツッコミにも動揺せずに続ける。
「これだよ。」
なんかのサスペンスで出ててきそうな探偵のように莉久は言うと、マスコットのお腹を指差した。
「なるほど。」
「これ良いかも!」
「よく見つけたね〜!」
「いいじゃん。」
皆からは賛成の声があがった。そこにあったのは、今日の日にちが刺繍されていた事。
「本当は誕生日に贈る用みたいだけど、今日の日にちを持っとけば思い出になるかなって。」
雪斗はそう言って時音に笑顔を見せた。