慌てて駆け下りたせいで階段を踏み外してしまったようだ。
「――キャッ!!」
必死に体制を立て直そうとする。
後方につんのめりそうになり、ギュッと目をつぶった瞬間、腕を掴まれて体を引っ張りあげられた。
「――真子!!」
「ハルト……」
「大丈夫か?ケガしてないか?」
ハルトがいなかったら階段から転がり落ちていたかもしれない。
小さくうなずいたものの、急に怖くなって体が小刻みに震える。
「真子、大丈夫!?」
後ろで見ていたセイラが心配そうにあたしの顔を覗き込む。
「……いっ!」
ケガなどしていないと思っていたのに、転びそうになった拍子に足をひねってしまったようだ。
ピリッとした鋭い痛みが足首に走る。
でも、ほんの少しの捻挫だ。
歩けないほどではない。
「――キャッ!!」
必死に体制を立て直そうとする。
後方につんのめりそうになり、ギュッと目をつぶった瞬間、腕を掴まれて体を引っ張りあげられた。
「――真子!!」
「ハルト……」
「大丈夫か?ケガしてないか?」
ハルトがいなかったら階段から転がり落ちていたかもしれない。
小さくうなずいたものの、急に怖くなって体が小刻みに震える。
「真子、大丈夫!?」
後ろで見ていたセイラが心配そうにあたしの顔を覗き込む。
「……いっ!」
ケガなどしていないと思っていたのに、転びそうになった拍子に足をひねってしまったようだ。
ピリッとした鋭い痛みが足首に走る。
でも、ほんの少しの捻挫だ。
歩けないほどではない。



