ハルトの茶色い瞳があたしをとらえて離さない。
あたしもハルトの瞳から目をそらさなかった。
互いの視線が熱く絡み合う。
ハルトがゴクリと唾を飲み込む。
男らしい喉仏が上下した瞬間、ドクンと心臓がジャンプした。
それはほんの一瞬のことだったはず。
それなのに、ずいぶん長い時間に感じられた。
入学してから今までの出来事が頭の中を忙しく駆け巡り、フタをしたはずのハルトへの気持ちが溢れ出す。
「お腹空いたね。何か食べる?」
体を起こしたセイラにさえぎられてハルトの顔が見えなくなる。
やっぱり好きだよ。あたし、やっぱりハルトが好き。
手を伸ばせば届く距離にいるのに、それすらもうできないなんて。
……そんなのいやだよ。
「うん……。あたしはどちらでもいいよ」
セイラにそう答えるのが精いっぱいだった。
ハルトと目が合った。
ただそれだけのことであたしは泣きそうなぐらい心を揺さぶられていた。
あたしもハルトの瞳から目をそらさなかった。
互いの視線が熱く絡み合う。
ハルトがゴクリと唾を飲み込む。
男らしい喉仏が上下した瞬間、ドクンと心臓がジャンプした。
それはほんの一瞬のことだったはず。
それなのに、ずいぶん長い時間に感じられた。
入学してから今までの出来事が頭の中を忙しく駆け巡り、フタをしたはずのハルトへの気持ちが溢れ出す。
「お腹空いたね。何か食べる?」
体を起こしたセイラにさえぎられてハルトの顔が見えなくなる。
やっぱり好きだよ。あたし、やっぱりハルトが好き。
手を伸ばせば届く距離にいるのに、それすらもうできないなんて。
……そんなのいやだよ。
「うん……。あたしはどちらでもいいよ」
セイラにそう答えるのが精いっぱいだった。
ハルトと目が合った。
ただそれだけのことであたしは泣きそうなぐらい心を揺さぶられていた。



