――コロシタ、コロシタ、コロシタ、コロシタ。

お経のように延々と繰り返されるその言葉。

「やめて、やめてぇぇぇーーーーーーー!!」

絶叫すると、スーッと意識が体の奥底に吸い込まれていくのを感じた。

お前がコロシタ。コロシタ。コロシタ。

――アンタがセイラを殺したんだ。

その言葉を最後に、声はピタリとやんだ。

その声に聞き覚えがあった。

今度は、ふふふっ、と誰かが脳内で笑う声がする。

誰……?その声は一体誰なの……?

そう問いかけた瞬間、あたしの意識は完全にシャットダウンした。