映画終わり、トイレに向かった後二人が待つロビーに向かう。
ハルトとセイラは長椅子にそろって座り楽しそうに言葉を交わしていた。
ゆっくりと歩みを進めるあたしの横で見知らぬ女子高生が二人を指さす。
「ねぇ、見てあの子達。すっごいお似合いじゃない?」
「だねー。美男美女カップルじゃん。うらやましー。彼氏イケメンだね」
……なんか痛い。ナイフを心臓に突き立てられたみたい。
確かに二人はお似合いだ。
しゃべっている姿も絵になる。
なんか、出て行きずらいな。
「――真子、何してんだよ」
ハルトの声にハッとして顔を持ち上げる。
ハルトとセイラが不思議そうな表情であたしを見つめている。
自然とその場で立ち止まり、うつむいていたようだ。
「ごめん‼ぼーっとしてた」
足早に二人に歩み寄り微笑む。
「どうした?なんかあったのか?」
「ううん、何もないよ」
「なんかあったらすぐ言えよ?」
ハルトはそう言って立ち上がると、あたしの頭をポンポンっと叩いた。
ハルトとセイラは長椅子にそろって座り楽しそうに言葉を交わしていた。
ゆっくりと歩みを進めるあたしの横で見知らぬ女子高生が二人を指さす。
「ねぇ、見てあの子達。すっごいお似合いじゃない?」
「だねー。美男美女カップルじゃん。うらやましー。彼氏イケメンだね」
……なんか痛い。ナイフを心臓に突き立てられたみたい。
確かに二人はお似合いだ。
しゃべっている姿も絵になる。
なんか、出て行きずらいな。
「――真子、何してんだよ」
ハルトの声にハッとして顔を持ち上げる。
ハルトとセイラが不思議そうな表情であたしを見つめている。
自然とその場で立ち止まり、うつむいていたようだ。
「ごめん‼ぼーっとしてた」
足早に二人に歩み寄り微笑む。
「どうした?なんかあったのか?」
「ううん、何もないよ」
「なんかあったらすぐ言えよ?」
ハルトはそう言って立ち上がると、あたしの頭をポンポンっと叩いた。



