「――ま、真子!?お前、学校はどうしたんだ!?」
嘘をつくのが大の苦手な父が顔を引きつらせてすっとんきょうな声をあげる。
「お腹痛かったから早退したの」
「そ、そうなのね!もう!急に帰ってくるからビックリしちゃったじゃない!」
母の顔も引きつっている。
「ねぇ、今日平日だよ?二人とも仕事はどうしちゃったの?」
目を細めて尋ねた時、弟たちが貼り付けたシールのあるテーブルの上の書類や雑誌に目がいった。
「なに、それ」
公共職業安定所とかかれた複数枚の紙。
飲食店やスーパーでみかける就職情報誌。
普段なら仕事に行っているであろうこの時間に夫婦そろってリビングにいた理由をすぐに悟った。
「もしかして……仕事……なくなっちゃったの?」
言葉にすると急にそれが現実味を帯びてきた。
「こんなところ見られたら隠しておけないな」
「……そうね」
両親は目を見合わせると、あたしを見つめて大きくうなづいた。
嘘をつくのが大の苦手な父が顔を引きつらせてすっとんきょうな声をあげる。
「お腹痛かったから早退したの」
「そ、そうなのね!もう!急に帰ってくるからビックリしちゃったじゃない!」
母の顔も引きつっている。
「ねぇ、今日平日だよ?二人とも仕事はどうしちゃったの?」
目を細めて尋ねた時、弟たちが貼り付けたシールのあるテーブルの上の書類や雑誌に目がいった。
「なに、それ」
公共職業安定所とかかれた複数枚の紙。
飲食店やスーパーでみかける就職情報誌。
普段なら仕事に行っているであろうこの時間に夫婦そろってリビングにいた理由をすぐに悟った。
「もしかして……仕事……なくなっちゃったの?」
言葉にすると急にそれが現実味を帯びてきた。
「こんなところ見られたら隠しておけないな」
「……そうね」
両親は目を見合わせると、あたしを見つめて大きくうなづいた。



