「嘘が下手だな。 だいたいお前の運動神経じゃ 階段を踏み外したくらいで こんなになんねぇだろ」 「買いかぶりすぎだって」 アタシ以上にゼンはよく見ている。 過剰評価って思うくらい。 「んで? 本当は何があったワケ?」 理由を諦めてくれないゼンは 真剣な眼差しでアタシに問い掛けた。 どうやら白状しないといけないらしい。 「2階から飛び降りたの」 「・・・はぁ?」 期待を裏切らない 思っていた通りの反応。 目を細めて不機嫌そうだ。