「お、おいッ」 異変に気付いたゼンは 片膝を曲げて腰を落とし姿勢を低くすると アタシと同じ目線になった。 「ケガしてんのか?」 「…ちょっとね。 さっきドジやらかして…。 まぁたいした事ないから」 また余計な心配を掛けると コイツの事だ。 説教が始まるに違いないと感じ 何事もないように振る舞った。 「たいした事、ないねぇ…」 何を思ったのか ゼンはアタシのケガしている足首を掴んだ。 「いったぁ…」 あまりの激痛に ついに口に出してしまった。