…好きか?


アタシ達がいなくなった事態は
すぐに会長さんも気付いてくれた―――



「イチカちゃん達
 どこ行ったの!?」


「え…知らないけど…」


「何も言ってなかったよ?」



誰も知らない状況に
胸騒ぎがしていた。



「何?なんの騒ぎ?」



副会長の部屋から出てきたゼンは
騒然とするこの状況を把握していない。



「草摩くんも手伝いなッ」


「は?何を?」


「イチカちゃん達を捜すんだよ!」


「え…」



会長の一言で
すぐにゼンは悟り
同時に彼もまた胸騒ぎを覚え
外に飛び出した―――