ゼンの頭にふと浮かんだのは 最近、妙に避けられている事との関係だった。 ちょうどそれが 階段事件の翌日からだからだ。 副会長の言う事が本当なら 自責の念に駆られているのか それともバレたくないからか… 案外、仕組まれた罠って可能性も 捨てきれない。 そんな事をするヤツじゃないと 誰よりもゼンが1番よく知っているから。 「だけど、彼女もしかして 勘違いしているだけなのかもしれないし… 責めないであげてね?」 聞けば聞くほど何が真実なのか 胸騒ぎがした―――