「……先生、これどうにか」
「無理だな」
ですよね。
どうにもなりませんよね。
がくりと肩を落として、席へと戻った。
「今回赤点だった者は、一週間後に追試験だ。範囲は全く同じ。よーく復習しておくように」
赤点をとってしまった人は、私の他にも数人いたようで、同じく肩を落としたり、面倒くさそうにする人もいた。
「よし、テストの解説するぞー」
あんなに毎日一緒に勉強してくれたのに……
悠陽ちゃんは私と一緒に勉強している間、自分のことを放ったらかしにして、私に丁寧に勉強を教えてくれていた。
それなのに赤点をとってしまったなんて。
「テスト終わったら駅前のパフェ食べに行こう」なんてテストの打ち上げを予定していたけれど、それどころじゃない。
ごめんね、悠陽ちゃん。
次の追試のためにも成宮先生の解説をしっかり聞かなきゃ行けないのに、全然頭に入ってこない。
あまりの絶望さから、眠気なんて微塵も襲ってこなかったけれど、ぼーっとしてしまう。



