そのオーラは、怖くて怖くて……。
すぐに頭を下げて謝る。
それはもう、最大限の謝罪の気持ちを込めて。
「反省しているみたいだな、須藤」
「……そ、それはもう!何でもしますので、お許しを……」
そこまで言って、私はハッとする。
これは、また地雷を踏んだな。
「ふーん、なんでもね?」
「は、はい……」
やっぱり。
そこに食いついた成宮先生。
「今回は許してやろう。その代わりに、放課後職員室まで来るように」
「はい……」
許しては貰えたものの、良からぬ特典が付いてきたよう。
その後の授業は、成宮先生からの威圧感もあり、目もバッチリ冴えてしまった私は、放課後にガクガクブルブルと震えながら、受けることになった。



