「うん。いいと思うよ。突然言うのもね。頑張れ!」



「おう。ありがとな。」



そう言ってまた戻って行く大樹。



恋の側に行って楽しそうに話す。



あぁ、私は邪魔ものみたい。



でも、この気持ちは変わらない。



昨日の今日で、諦められるほど簡単には消えない。



好きなんだ。



大樹のことがずっと。



中1の時から好きなんだ。



きっと、大樹が恋のことを好きになる前から私は大樹のことが好きだよ。



なーんて。



そんなこと言っちゃダメだ。



応援、しなきゃ。



2人のこと。



だって、大切な友達なんだよ?



分かってる。



諦めなきゃって。



私に脈が無いことも分かってる。



私は多分、



この気持ちを抱えたまま高校に入学するんだろう。