「うん。最近、部活の方でも活躍出来てきたし、・・・・・やっぱり言うなら早い方がいいよなって思って。でもやっぱり緊張するんだよな!いざとなると。・・・・・あぁ、俺マジでやべーな。」



顔を赤くして照れてる大樹。



こんな表情初めて見た。




だから思っちゃったよね。




私じゃないんだって。




大樹にこんな顔させるのはやっぱり私じゃなくて、恋なんだ。



それに、告白。




大樹が恋に告白したら恋はなんて言うのかな?



やっぱり、OKするかな?




恋に直接そういう話はしたことないけど、、、、



「・・・・ほ?・・・・志帆!」



「えっ!?はい!?」



「大丈夫か?今ボーッとしてたけど。」




1人でぐるぐる考えていたから声を掛けられたのに気づかなかった。




混乱する頭で私は必死に話した。



「うん!大丈夫だよ!!んー、そうだなー。でも、恋は素直だから大樹が真っ直ぐ自分の気持ち伝えれば大丈夫だよ。短く、的確にね。」



「短く、的確に・・・・・。そっか。りょーかい。とにかく言ってみないことには何も始まらないからな。・・・・・・もしダメでも、また出直せばいいし。」



「・・・・・・・うん。そうだね。」




出直すなんて考えるの?





どうやっても諦めないんだ、、、、





なんて最低なこと思った。






「よし。ありがとな、志帆。俺頑張るわ。」




「うん。・・・・・・頑張れ、大樹。」




「おぅ。じゃあ俺先に行くな。今日用事あるから。」



「うん。じゃあまたね。夏休み楽しんで。」




「志帆もな!」




そう言うと大樹は走って帰って行ってしまった。



私は1人机にうつ伏せになる。