私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?

「何照れてんのー?」



弘人が意地悪そうに聞く。



「なんでもない!!」



私は慌てて話題を変えた。



ワッフルが来るまで、部活の話とか兄弟の話とか、友達の話とか。



本当にたわいのないことで盛り上がった。



弘人の話の聞き方は春から変わらず話しやすい。



そういうのってやっぱり才能だと思う。



「お待たせしましたー。」



「「うわーーーー!!」」



いつも見てるワッフルと同じだけど、クリスマスイブだからワッフルの上にサンタの飾りがのっていた。



「可愛いー!私のサンタのってるよ!!」



「俺のにはトナカイ。マジ美味そー!」



予想通りというか、いつも通り、安定で美味しい。



初めて食べる弘人も幸せそうだった。



ワッフルを食べ終えると、私お手洗いに行った。



でも戻ってきても弘人の姿がない。




あれ?



探していると、



「志帆っ!」



お店の入口に弘人がいた。



「あれ?お金は?」



「大丈夫。先に払ったから。」




「えぇーーー!!また奢って貰っちゃたじゃん!!」



「そんなの気にしなくていいから!!ほら、次のところ行くよ!!」