予定通り回復したから、薬を飲みながらだけど退院出来ることになった。



学校はその2日後に行く予定。



1日は家で過ごすことになった。



急に動くのは危ないらしいから。



でも、このプレゼントは凄く嬉しい。



体力が落ちて、みんなからも頼りにされないんじゃないか、とか思っていたから。



試合にも当分出れないのかもなーって気にしていた私に恋が気づいてくれたって言うのが何より嬉しい。



「ありがとう。恋。」



「どういたしまして。私だってたまには役に立つんだからね?」



「うん。分かってる!」



テディベアと色紙をベッドの横に置くと、恋が椅子に座った。



「それで、・・・・・・・・・なんかあったの?」



「・・・・・・え?」



突然そう言われて、私は恋の顔を見た。



「退院出来るのに志帆ずっとぼーっとして、魂抜けてるよ。いつもなら私に馬鹿だなーとか、しっかりしてよ!とかって言うのにさー。」



口を尖らせて話す恋。



私、そんなに態度違ったかな?