教室につき、2人でそれぞれの席に向かう。
私たちは今年も同じクラスだった。
幼稚園の年少から、高一までの13年間ずっと一緒だ。
今年同じクラスだったのは、高校側の私に対する配慮かもしれないけれど。
私が左腕を使えないから─────...。
「はぁ...」
「沙耶佳ちゃんどうしたの?」
私のため息を拾ったのは、隣の席の花田珠愛(はなだ しゅあ)ちゃんだ。
「なんでもないよ〜!珠愛ちゃんおはよ!」
私は珠愛ちゃんに笑顔を向けた。
「そう?.....あ、今日数学の小テストだね!」
「えっ...」
「あれ?沙耶佳ちゃんもしかして忘れてた...?」
「あ、あははは...」
数学の小テスト!?
そんなの聞いてない!!!
「珠愛ちゃん数学何限目!?」
もう数学の時間までに勉強すればなんとか──────!!
「い、1限.....」
上目遣いで申し訳なさそうに言った。
ぬぁぁぁあ!!
どうにもならない!!
もうほんと最悪...。
まあいいか。
きっとなんとかなる!
───────案の定小テストはボロボロだった。


