私は布団を頭まで引き上げて目を閉じた。
.......寝れない。
私は起き上がって、左腕を動かそうとした。
「ちょっとくらい動いてよ...」
全く動かない私のそれに、涙が溢れる。
指すら動かせない。
なんで全く動かないの。
私は左手首に付けたリストバンドを見た。
「伊月ごめんね...」
伊月は中3の総体で、私のことを待っていてくれたのに。
私は期待に応えられなかった。
約束すら守れなかった。
大会メンバーに入れなくても、応援としてあの場には行けた。
それなのに行かなかったのは、私が弱かったから。
怪我で行けなかったんじゃない。
“行かなかった”んだ。


