莉花は私から離れて、もう1度強く言った。
「さや、今日は帰ろう。」
「...う、ん」
私と莉花はゆっくりと家まで歩いた。
しばらくすると、私の家が見えてきて。
どんどん私の気持ちも沈んでいく。
「沙耶香!!」
家の前にお母さんとお父さんがいた。
お母さんは私のことを抱きしめる。
「ごめんね沙耶香...っ!」
私のことをきつく抱きしめるお母さんを、私はドンッと押した。
「いいよ別に。」
自然といつもより低い声が出た。
「沙耶香...?」
お母さんの戸惑った声が聞こえた。
私はお母さんの声に気付かないふりをして、振り返り、莉花に笑顔を向けた。
「莉花ありがと!また明日ね!」
玄関のドアを開け中に入る。
無言で靴を脱ぎ、私は自分の部屋に行った。


