次の瞬間には目の前が真っ暗で。
「...にそれ.......」
声が震える。
「なにそれ...?お母さんはずっと、私のこと普通じゃない子供だって思ってたの.....?」
「ち、違うのよ沙耶香。」
「なにが違うの!!??」
「落ち着いて沙耶香...っ!」
私にお母さんが手を伸ばす。
そんなお母さんの手を、私は振り払う。
パシッと乾いた音が玄関に響いた。
「ずっとお母さんは前と同じように私を見てくれるんだと思ってた。」
お母さんが力なく私の名前を呼ぶ。
「でも違ったんだね。」
私の瞳から涙がこぼれ落ちた。
最近は泣いてばっかりだ。
「...っお母さんなんて、大っ嫌い!!!」
「沙耶香...っ!!!」
私は外へ飛び出した。
「...沙耶香!?」
丁度帰ってきたお父さんを避けて、走る。
「どこ行くんだ沙耶香!!」
お父さんの声に振り返ることなく走る。


