数秒そうしたまま固まった染谷沙耶香は、みるみるうちに真っ赤になっていく。











「......な、え、は!?え、すすす、好きってそ、そういう!?こと、だよね...?」











染谷沙耶香の右手から、持っていた荷物がドサッと落ちた。











そして、口元に右手を当てた染谷沙耶香は「嬉しすぎる...」と呟いた。











その声は眞鍋依月には聞こえていない。












右手を顔から離した染谷沙耶香は、眞鍋依月の顔を見てふにゃっと笑った。












「私も依月が好きだよ」










夏の青空の下、二人の笑顔は太陽のように眩しく輝いた。





~END~