「い、依月...!?」 俺の腕の中で慌てている染谷が、ものすごくかわいい。 ...なんて、そんなこと死んでも言えない。 「無理して止めようとしなくていい。」 俺は染谷の背中をゆっくりと優しく叩いた。 「...っ」 染谷はまた泣き始めた。 嗚咽をこらえて服を握る染谷は、かつてバスケの有望選手だったとは思えないくらい弱々しかった。