「助かったよ、川本さんが体を張ってくれたおかげで、なるみさんの絵心が刺激されたみたいだ」
「わたしはなにも(ポーズを取らされた以外)・・・白石さんは、どうしてあんなに乙女ゲームのことに詳しいんですか」
そりゃ勉強、とあっさり返された。
「仕事だからね、あと実際にいくつかプレイしてみた」
涼しい顔してやっぱり努力してるんだ。
「乙女ゲームってだいたいヒロインの名前を変更できるから、【郁】にしてプレイすると、けっこう面白かった」
「ちょっ・・」
「やっぱりCERO Zのがよかったけど」
「なんですか、その、せろぜっと って」
いやな予感。
「ゲームの対象年齢の区分のこと。A・B・C・D・Zってあって、Zまでいくと、いわゆる18禁。これだと女性向けでも、いわゆる本番のシーンまであるんだね。なんか俺の知らない世界だったよ」
「そ、それをわたしの名前で・・・」
前言撤回。このスケベ!
「まーいいじゃん、結果としてプロジェクトは発足して、俺たちは付き合うことになったんだし」
「は・・付き合う?」
「イヤなの?」
「イヤとかそういう・・・だって白石さんのことよく知らないし、わたしまだ異動して一週間たってなくて・・・」
なぜか言い訳を並べている。
「わたしはなにも(ポーズを取らされた以外)・・・白石さんは、どうしてあんなに乙女ゲームのことに詳しいんですか」
そりゃ勉強、とあっさり返された。
「仕事だからね、あと実際にいくつかプレイしてみた」
涼しい顔してやっぱり努力してるんだ。
「乙女ゲームってだいたいヒロインの名前を変更できるから、【郁】にしてプレイすると、けっこう面白かった」
「ちょっ・・」
「やっぱりCERO Zのがよかったけど」
「なんですか、その、せろぜっと って」
いやな予感。
「ゲームの対象年齢の区分のこと。A・B・C・D・Zってあって、Zまでいくと、いわゆる18禁。これだと女性向けでも、いわゆる本番のシーンまであるんだね。なんか俺の知らない世界だったよ」
「そ、それをわたしの名前で・・・」
前言撤回。このスケベ!
「まーいいじゃん、結果としてプロジェクトは発足して、俺たちは付き合うことになったんだし」
「は・・付き合う?」
「イヤなの?」
「イヤとかそういう・・・だって白石さんのことよく知らないし、わたしまだ異動して一週間たってなくて・・・」
なぜか言い訳を並べている。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)