それから数日は、失敗した仕事の穴埋めをどうしようかと悩んでいたが、佐伯さんがあまり考えなくていい仕事を押しつけてきたので、何とか普通に過ごした。
あの手紙のおかげもあるだろう。
落ち込むはずの精神レベルを、何とか普通に底上げしてもらった感じがする。
でも、そろそろ佐伯さんのフォローに頼ってばかりじゃいけないとも思った。
自分自身で一歩を踏み出さないと、何も変わらない。
そんな風に思いながら帰り着くと、郵便受けに手紙が見えた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…