春色のletter

「こんばんわ」


上がってきた女性を見て驚いた。


「実久さん!」


「ども」


「おお、実久、お疲れ」


本田さんが手招きをすると、すぐ隣に座った。


「叔父さん、今日はありがとね」


「いやいや、これくらい」


「え?叔父さん?」


「ええ。母のお兄さんなんで」


「ええ!?亡くなったという社長さんの奥さんのお兄さん!?」


「ああ、まあ、そういうことだね」


(なるほど、それであの木の話を知っていた訳なんだ)