春色のletter

「…あの娘が言ったの?」


「え?…ええ」


「そっか…」


沙也さんが少し遠い目をした。


「あの…」


「あ、ごめんごめん。戸惑うよね」


「どういうことですか?」


「美沙ね、この病気のせいで幼稚園には行ってなかったのよ」


「え?」


一瞬、意味がわからなかったけど…すぐに理解した。