春色のletter


「沙也」


「あ、あなた……夜梨ちゃん」


彼女は私もいるのに気が付いた。


「ああ、連れてきた」


「そう…」


その表情は複雑だった。


ふと気がついた。


助かるのなら、私を連れて来る必要はない…


(佐伯さんは、これで最後だと思ってるの?)


何かを言わなくちゃと思ったけど、言葉が出なかった。